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辞めたい、の前に

看護師のやりがいとは。感じる場面と、感じられない時の3つの理由

更新 2026年10月23日読むのに約6分

この記事には広告(PR)を含みます。転職サービスは、順位を付けず、同じ書式で並べています。

看護師のやりがいは、どんな場面で感じられるのか。まずやりがいを感じやすい場面を並べ、そのうえで、感じられない日が続くときの理由を3つに分けて整理します。

毎日が同じに見えて、ぼんやりしちゃう日、あるよね。

やりがいが見えない自分を、責めなくていいからね。

看護師のやりがいを感じやすい場面

看護師のやりがいは、大きな出来事よりも、毎日の小さな場面で語られることが多い仕事です。看護学生や面接の準備をしている人、いま働いている人のどちらにも当てはまりやすい場面を、7つに分けて並べます。

やりがいを感じやすい7つの場面(例)
場面たとえば面接で話すなら
回復に立ち会う歩けなかった患者さんが、退院の日に自分で歩いて帰る変化に気づいた観察
名前を呼ばれる「◯◯さんがいる日は安心」と、名前で声をかけられる関わり方の工夫
判断が生きる急変の前の小さな変化に気づき、早めに報告できた報告の早さと根拠
家族の不安が和らぐ説明のあと、家族の表情が少しゆるむ伝え方と傾聴
最期に寄り添う穏やかな看取りを、家族と一緒に支えられたチームで支えた経験
できることが増える1年前はできなかった処置を、一人で落ち着いてできた学び続ける姿勢
後輩が育つ教えた後輩が、同じ場面で一人で動けた教える工夫

よく語られる場面の例です。感じ方は人や職場で違います。

大きな出来事じゃなくても、手応えは見つかるよ。

どの場面も、患者さん・家族・チームとの関わりの中で生まれています。面接や実習の振り返りでやりがいを話すときは、「やりがいがあった」と評価で言うより、表の真ん中の列のように、いつ・誰が・どう変わったかを1つ挙げ、自分が何をしたかを添えると伝わりやすくなります。

反対に、この表を見ても、どの場面も思い浮かばない日もあります。それは、やりがいが「ない」のではなく、何かの理由で「見えなくなっている」のかもしれません。ここからは、その理由を分けて見ていきます。

やりがいを感じられない日は、何が起きているのか

夜勤明けの帰り道に、今日は何のために働いたのだろう、と思うことがあります。患者さんの顔も、その日の出来事も、うまく思い出せない。仕事が嫌いになったわけではないのに、気持ちが動かない。そんな状態が、「やりがいを感じられない」という言葉で検索されています。

やりがいは、あるかないかの二択ではなく、見えるか見えないかで変わります。見えなくなる理由は人によって違い、理由によって、次に試すことも変わります。ここでは、理由を3つに分けて見ていきます。

  • 理由A 手応えが見えない:成果が見えにくい、お礼や評価の声が届かない、毎日が同じ作業の繰り返しに感じられる
  • 理由B 疲れて感じ取れない:睡眠不足や夜勤の疲れ、人手不足の忙しさで、手応えがあっても受け取る余裕がない
  • 理由C やりたい仕事とずれている:任される業務、診療科、役割が、自分の描いていた看護と離れている
理由を分けて確かめる順番
  1. 休めているか眠り・休日の回復
  2. 手応えを書くあった場面を3つ
  3. 3つに仕分けるA・B・Cのどれか
  4. 試す1つを決める小さな調整から

順番に見ていくと、理由が少しずつ形になるよ。

順番は、先に体の状態から見ます。疲れが強いと、手応えのある場面があっても、受け取れないからです。

手応えがないのか、疲れて感じ取れないのか、どっちだろうね。

理由A・B・Cを見分けるヒント

A 手応えが見えない

見分けるヒントは、休日にしっかり休んだあとでも、仕事の場面を思い出して何も動かないかどうかです。たとえば、患者さんの回復を見届ける前に、退院や転院になる職場では、成果の続きが見えにくくなります。役割が細かく分かれていて、自分の仕事が全体のどこに役立っているのかが分かりにくい場合もあります。

B 疲れて感じ取れない

休日に眠れば少し軽くなる、勤務の初日は手応えを感じるのに、連勤の終わりには感じられない、という形で出ます。睡眠や食事、休日の回復を先に整えることで、手応えが戻ってくる場合があります。睡眠の不調が続くときは、限界を感じたとき、まず確かめる5つのことに、眠りと窓口の情報をまとめています。

C やりたい仕事とずれている

「この仕事は好きなのに、いまの業務が好きになれない」という形で出ます。たとえば、直接のケアより記録や調整が多い、学びたい領域の患者さんに関われない、役割が増えて現場から離れた、といった場面です。仕事そのものが嫌なのではなく、いまの任され方が合っていません。向き不向きの話に近いので、性格と職場の条件を分けて見る看護師に向いてる人・向いてない人の特徴も役に立ちます。

AとBとCは、重なることもあります。いちばん強く当てはまるものを1つ選び、2番目があれば書き添える程度で十分です。

理由ごとに、手前でできることが違う

  • A 手応えを拾う:勤務の終わりに、ありがとうと言われた場面、うまくいった処置、気づけたことを、1行だけ書きます。先輩や上司に、振り返りの機会を頼むのも、手前の動きです
  • B 回復を優先する:休日の使い方、勤務の間隔、夜勤の回数を見直します。数字の物差しは夜勤の回数を数字で伝える方法にあります。休日も回復しないときは、医療機関や窓口に話します
  • C ずれを言葉にする:どんな看護をしたかったのか、いまの業務で何が違うのかを、紙に書きます。異動の希望、担当の見直し、学びの機会を相談する、という動きがあります

Bの場合、手応えがなくなったのは、意欲の問題ではなく、疲れの問題かもしれません。休みが取れた週に、手応えを感じる場面が増えるかどうかを見ると、見分けがつきます。Cの場合は、「やりたい」と「減らしたい」を分けて書くと進めやすくなります。やりたい看護を3つ、いまの業務で減らしたいものを3つ書いて、重なる部分を見ます。師長に相談するときも、「異動したい」より、「この領域に関わる機会を増やしたい」のように、やりたいことを先に伝えるほうが、話が進みやすくなります。

続けて手応えを探す

手応えを拾う仕組みや、調整の余地がある場合です。小さな調整を2〜3週間試して、変化を見ます。

環境を変えて探す

調整の余地がなく、ずれの原因が職場の仕組みにある場合です。領域や施設を変える選択肢を、情報集めから始めます。

いったん言葉にしても、すぐには動けないことがあります。言葉になっているだけで、次の相談の材料になります。

「なってよかったこと」と「後悔したこと」を並べて確かめる方法は、看護師になってよかったこと・後悔したことで扱っています。辞めたい理由の型は、辞めたい理由を5つの型に整理する手順にまとめました。

言葉にできた分だけ、前に進んでいるよ。メモにして残しておこうか。

手応えの場面を、勤務の終わりに1行で拾う

A・B・Cのどれが強いかは、数日分の勤務を振り返ると見えてきます。この記事で書き留めるのは、「手応えのあった場面」と「何も感じなかった場面」の2つだけです。記録の続け方は、看護師の辞めたい気持ちを、1週間の記録ノートで見える化する手順を使ってください。

手応えは、上の表の7つの場面のほかにも、次のような目の付けどころで見つかります。

  • 患者さんや家族の反応:表情が和らいだ、質問をしてくれた
  • チームの反応:頼まれた、助かったと言われた、引き継ぎがスムーズだった
  • 自分の変化:前より早く気づけた、一人でできた処置が増えた
  • 小さな気づき:昨日と違う様子に気づき、報告できた

退院の準備を手伝ったとき、家族から「ここで助かりました」と言われた。

手応えの場面の書き方の例
手応えを拾う3日間のメモ

手応えの場面は、1つあれば十分です。1つ見つかれば、やりがいが「ない」のではなく、「見えにくい」ことが分かります。書いたメモは現在地ログにも残せます。

一方で、何日書いても何も書けず、休日も気持ちが動かないときは、整理より先に、休むことと話すことを優先してください。眠れない日が続く、涙が出る、といった状態を、一人で抱え込まないでください。つらいときの窓口はつらいときの窓口にあります。

あしたの勤務で、小さな手応えをひとつ拾えたら、それで十分だよ。

よくある質問

看護師のやりがいとは、どんなものですか?

回復に立ち会う、名前を呼ばれる、急変の前の変化に気づけた、家族の不安が和らいだ、後輩が育った、といった場面で語られることが多いです。人や職場で感じ方は違うので、本文の7つの場面から、自分に近いものを探してみてください。

看護師のやりがいが見つからないのは、向いていないからですか?

やりがいが見えない理由は、手応えが見えない・疲れて感じ取れない・やりたい仕事とずれている、の3つに分けられます。向いていないと決める前に、どれに近いかを確かめてください。

やりがいを失ったとき、仕事が嫌いになったということですか?

仕事そのものが嫌いになったとは限りません。疲れが強いと、手応えがあっても受け取れません。休めているかを先に確かめて、そのうえで、任される業務とのずれがないかを見ます。

仕事がつまらないと感じます。転職したほうがよいですか?

つまらないと感じる理由が、業務の単調さなのか、疲れなのか、領域のずれなのかで、答えは変わります。先に理由を分け、手前の調整を試してから、必要なら環境を変える選択肢を考えます。

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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

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