向いてないかも、と思ったら
看護師になってよかったこと・後悔したこと。魅力と現実を5つの視点で
更新 2026年10月23日読むのに約6分
この記事には広告(PR)を含みます。転職サービスは、順位を付けず、同じ書式で並べています。
「看護師になってよかった」と「後悔している」が、同じ日に頭に浮かぶことがあります。よかったことと後悔したことを並べて確かめると、どちらも本当で、続ける・変える・辞めるの材料になることが見えてきます。
よかったも後悔も出てきて、頭の中がごちゃごちゃするよね。
「よかった」と「後悔」は、同時にあっていい
検索すると、「看護師になってよかった」という声と、「看護師になって後悔した」という声が、どちらも出てきます。どちらかが嘘なのではなく、同じ仕事の中でも、何に目を向けるかで見え方が変わるのだと考えられます。人との関わりに支えられた経験と、夜勤で崩れた生活の経験が、一人の中に同居することも珍しくありません。
ここでは、気持ちを一つの答えにまとめません。よかったことと後悔したことを、別々の欄に書き出して並べます。並べてみると、後悔の多くが「仕事そのもの」に結びついているのか、「いまの職場の条件」に結びついているのかが、見分けやすくなります。
- 「ありがとう」と言われた場面
- 身についた判断力と知識
- 資格で働き方を選べること
- 夜勤で崩れた生活リズム
- 人間関係で消耗した時期
- 休みが取りにくかったこと
どちらも本当。まず、並べるところから始めよう。
思い出していくと、ちょっと照れちゃう場面もあるかもしれないね。
看護師の魅力と現実を、5つの視点で探す
思い出そうとすると、大きな出来事ばかりが浮かびます。視点を決めて探すと、小さな場面も拾えます。次の5つの視点で、よかったこと・後悔したことを、1つずつ探します。
| 視点 | よかったことの例 | 後悔したことの例 |
|---|---|---|
| 人との関わり | 患者さんや家族の変化に立ち会えた | 同僚との関係に疲れた時期があった |
| 技術・知識 | できる処置や観察が増えた | 学び直す時間が取れなかった |
| 働き方 | 資格を使って場所や勤務を選べる | 夜勤や休日の働き方が合わなかった |
| 生活 | 収入で暮らしが安定した | 睡眠や趣味の時間が減った |
| 将来 | 専門性を伸ばせそうだと思えた | このまま続けた先が見えにくい |
例です。自分の場面に置き換えて書いてください。
空いた欄は、そのままでいいんだよ。
書き方のコツは、評価ではなく場面で書くことです。「やりがいがあった」より、「退院の日に、患者さんの家族から、手を握ってお礼を言われた」のように、いつ・誰が・何をしたかが分かる形にします。場面で書くと、あとで読み返したときに、よかったことの種類が分かります。後悔の欄も、同じ書き方をします。たとえば「夜勤が続いた月に、休日がすべて寝て終わってしまった」のように書きます。
人の名前や悪口にならないよう、事実だけを書くのも大切です。「◯◯さんが冷たい」ではなく、「忙しい時間帯に、声をかけにくかった」と、場面と事実で書きます。あとで職場に話すときの材料にもなります。思い出せないときは、昔のシフト表、もらった手紙、資格を取った頃の写真が、手がかりになります。
どちらの欄も、5つそろわなくて大丈夫です。書けた数が少ないときは、疲れで思い出せないだけの場合もあります。そのときは、先に休むことを優先します。
よく語られる看護師の魅力は、表の「よかったこと」の列のように、人の回復に立ち会えること、身についた知識と判断力、資格があることで病院・クリニック・訪問・健診など働く場所や時間を選び直せること、などです。一方の現実は、夜勤と生活リズム、人手と休みの取りにくさ、命に関わる責任の重さです。魅力と現実は、同じ仕事の表と裏として並ぶことが多いのです。
よくある誤解を、ひとつずつ確かめる
誤解:後悔があるなら、看護師を選んだのが間違いだった
後悔が見つかったことと、選んだのが間違いだったことは、同じではありません。後悔の中身が、仕事そのものなのか、いまの職場の条件なのか、生活の組み方なのかで、意味は変わります。条件に結びついた後悔は、話して変えられるものもあります。
誤解:よかったことが思い出せないなら、もう限界だ
疲れが強いと、よかった場面があっても思い出しにくくなります。思い出せないことは、仕事への気持ちが消えたことを意味するとは限りません。やりがいが見えにくい理由は、看護師のやりがいを感じられない理由の記事で3つに分けています。
誤解:辞めた人は後悔し、続けた人は後悔しない
辞めたあとの気持ちも、続けたあとの気持ちも、人によって違います。辞めてよかったと思えるかどうかは、辞める前にどこまで考えておけたかとも関わるかもしれません。辞めたあとの変化は看護師を辞めてよかったと感じることで扱っています。
誤解:後悔するのは、向いていないからだ
向き不向きと後悔は、別の話です。性格の面から見直す方法は、看護師に向いてる人・向いてない人の特徴で扱っています。後悔の理由が、性格ではなく、夜勤の回数や人員といった職場の条件にある場合もあります。
よかった場面は、小さいものからでいいんだよ。ひとつ拾えたら、上出来だね。
並べたあと、続ける・変える・辞めるに分ける
並べた欄を見ながら、続ける・変える・辞めるの3つに仕分けます。仕分けは、結論を出すためではなく、次に何を確かめるかを決めるために行います。
仕分けの見方は、立場によっても変わります。次のような見方が考えられます。
- 1〜3年目:後悔の多くが、慣れていない業務や、教育の体制に結びついている場合があります。時間とともに変わる部分が大きいかもしれません。先輩や師長に話せる場があるかを見ます
- 中堅:役割が増えて、現場の手応えが薄れていることがあります。領域や役割を変える選択肢が、仕分けの中心になりやすい時期です
- 子育てや介護と並行している人:後悔の中身が、仕事そのものより、勤務時間や休みの取りにくさに寄ることがあります。働き方を変える選択肢を、先に確かめます
「いまの職場の条件」の後悔が多く、変えられそうな印がつかないときは、環境を変える選択肢が見えてきます。反対に、「仕事そのもの」の後悔が多いときは、領域や役割を変える方向で考えます。迷うときは、現在地ログに、並べた欄を残しておくと、読み返しやすくなります。
よかったことの欄は、続ける場合にも、辞める場合にも、持っていけるものです。知識や技術、人との関わり方は、職場が変わっても残ります。「よかったこと」の欄に並んだ場面は、次の職場や働き方を選ぶときに、何を大事にしたいかを決める条件にもなります。
辞める選択をしても、看護の世界とつながる道があることを知っておくと、後悔の大きさが変わることがあります。離職したときにはナースセンターへの届出(努力義務)があり、復職の研修や無料の職業紹介にもつながります。使い方は看護師の復職支援の探し方にまとめています。
並べられたこと自体が、もう立派な整理だよ。おつかれさま。
よくある質問
看護師になってよかったことには、どんなことがありますか?
人によって違います。人との関わり、身につく知識と技術、資格で働き方を選べること、生活の安定などが挙がりやすい視点です。この記事の5つの視点で、自分の場面を探してみてください。
看護師になって後悔しています。選び直すべきですか?
後悔の中身が、仕事そのものなのか、いまの職場の条件なのかで、答えは変わります。先に並べて分けてから、続ける・変える・辞めるを考えます。結論は、並べたあとでも間に合います。
看護師の魅力は、何ですか?
よく挙がるのは、人の回復に立ち会えること、知識と判断力が身につくこと、資格で働く場所や時間を選び直せることです。一方で夜勤や責任の重さといった現実もあり、どちらも場面で書いて並べると、自分にとっての魅力が見えてきます。
出典・参考(公的な情報)
- 離職時等の届出制度(公益社団法人 日本看護協会)
- ナースセンターへの届出制度と復職支援をご利用ください!(厚生労働省)
- 離職中の看護職の皆様の復職をサポート(eナースセンター)(中央ナースセンター(公益社団法人 日本看護協会))
法令・制度は、上の出典を 2026年10月23日 に確認して書いています。改正されることがあるので、手続きの前に、最新の内容を各窓口で確かめてください。
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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。