身だしなみ
看護師の髪型とまとめ髪。長さ別の早見表と崩れにくい結び方
更新 2026年10月23日読むのに約5分
看護師の髪型は、おしゃれの自由というより、清潔感と安全のための決まりが関わる分野です。この記事では、長さ別の早見表と、まとめ髪を崩れにくく結ぶ手順、夜勤中の直し方をまとめます。
髪って、仕事中にこんなに気になる場面があるんだね。
髪型の決まりがある理由を、仕事の場面から見る
看護師の髪型に決まりがあるのは、見た目の好みだけが理由ではありません。仕事の場面を思い浮かべると、髪が気になる場面が、いくつも見えてきます。
- ケアの場面:患者さんにかがむとき、髪が垂れて、体や器材に触れないようにする
- 清潔の場面:処置や配膳で、髪が落ちないようにする。手で髪に触れた手を、そのまま使わない
- 視界の場面:前髪や横髪が目にかからず、手元や表示がはっきり見える
- 動きの場面:急いで動いても、ピンや髪留めが外れて落ちない
こうした理由が背景にあるため、多くの職場で、髪をまとめることが前提になります。ただし、どの長さ・どの形まで認められるかは、職場の考え方や、診療科によって違います。早見表は、あくまで目安として使い、最後は、勤め先の決まりに合わせます。
長さ別の早見表。読み方と、よくある例外
| 長さ | まとめ方の例 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ショート | そのまま。耳にかける | 前髪・もみあげが落ちる場合はピンで留める |
| ボブ | 低い位置で一つ結び・ハーフアップ | かがんだときに横髪が前に垂れやすい |
| ミディアム | 低い位置で一つ結び・お団子 | 襟に毛先が触れる場合は上げる |
| ロング | お団子にしてネットや髪留めで固定 | 結び目が緩むと、毛先が落ちる |
職場の決まりによって異なります。勤め先・応募先の基準で確かめてください。
目安は目安。最後は、職場の決まりに合わせようね。
ショートは、まとめる必要が少ない反面、前髪やもみあげが落ちる場面が多くなります。耳にかけるだけでは、かがんだときにずり落ちるので、耳の上の髪を後ろへなでつけ、耳の上端より少し後ろに、アメピンを地肌に沿わせて斜めに1〜2本差します。前髪は、分け目の横で根元をねじり、ねじった部分にピンを差すと、動いても落ちにくくなります。
ボブは、長さが中途半端で、まとめにくいと感じる人が多い長さです。後ろで結べる長さなら、耳の下の高さで一つに結び、結びきれずに落ちる襟足の短い毛は、結び目の下にピンを2本交差させて留めます。結べない長さなら、こめかみから耳の上の髪をねじって後ろに流し、耳の後ろでピンを交差させて留めると、かがんでも横髪が前に垂れにくくなります。ミディアムは、襟に触れる毛先が気になりやすく、お団子にして上げると、清潔感が整います。ロングは、お団子にしてネットで固定するのが基本で、結び目が緩むと、毛先が落ちる場面が増えます。
表の読み方は、「自分の長さの行を見て、気をつけることの列を先に読む」ことです。まとめ方は、人の髪質や量によって、向き不向きがあります。気をつけることの列を意識すると、自分に合う形が選びやすくなります。
例外として、職場によっては、髪が肩にかかる長さなら結ぶ、という決まりや、結ばなくてもよい長さを数字で示す決まりがあります。逆に、決まりがあいまいで、先輩の様子を見て合わせる職場もあります。どちらの場合も、決まりの形を先に把握しておくことが、安心につながります。
診療科や部署によっても、髪型の考え方は変わります。手術室では、髪全体をキャップで覆うことが前提になり、お団子が大きすぎるとキャップに収まりません。お団子は低く小さくまとめ、前髪や襟足がキャップからはみ出さないよう、ピンで内側に入れます。無菌の操作をする部署や、感染対策で個人防護具を着ける場面でも、同じようにキャップの中に髪を収めます。小児科や、高齢者の施設では、患者さんが髪に触ったり、引っぱったりすることがあるため、固定の強さが大切になります。実際の決まりは、職場ごとに確かめます。
ピンは出勤前と退勤後に数えると、なくしにくいよ。
崩れにくくする、道具と手順
髪型が崩れやすいと、仕事中に何度も髪に触れることになり、清潔の面でも気になります。崩れにくくするには、道具の選び方と、結ぶ順番に、少し工夫をします。
- ゴム:切れにくく、髪が絡まりにくいものを選ぶ。予備を、ポケットやロッカーに入れておく
- ピン:数を数えて持ち、仕事中に落としたら拾う。小さな金属は、患者さんの近くに落ちると危ない
- ヘアネット:お団子を固定する。柄や色は、職場の決まりに合わせる
- スタイリング剤:においの強いものは避ける。仕上げは、手をよく洗ってから
- くし・ミラー:休憩のたびに、髪の浮きを確かめる
結ぶ順番は、次の3段階です。順番を守ると、途中で結び直す回数が減ります。
- 低い位置で結ぶえり足の上で一つに
- お団子にして留めるゴム2本+ネット
- 前髪と横髪を留めるピンを交差させる
結んでから前髪、の順番を守ると崩れにくいよ。
1段目は、えり足のすぐ上で、手ぐしではなくくしで一つにまとめて結びます。2段目は、毛先をねじって結び目に巻きつけ、ゴムをもう1本かけてからネットをかぶせます。3段目で、最後に前髪と横髪を留めます。先に前髪を留めると、まとめるときに引っぱられて浮きやすいので、前髪は最後にします。
夜勤の途中は、仮眠や、かがむ動作の繰り返しで、髪が崩れやすくなります。崩れたときは、ナースステーションではなく、休憩室や更衣室で直し、直したあとは手を洗ってから仕事に戻ります。全部をほどかず、ネットを外してお団子を巻き直す、浮いたピンを差し直す、の2つで済ませると、短い時間で整います。夜勤用に、予備のゴム2本・ピン数本・ネットを小さな袋に入れて持っておくと安心です。夜勤明けの過ごし方は、夜勤明けの過ごし方にもまとめています。
面接の日の髪型と、職場の決まりの確かめ方
面接の日は、普段の勤務と同じまとめ方にしておくと、入職後の姿を相手が想像しやすくなります。ロングとミディアムは低い位置のお団子、ボブは耳の下の高さで一つ結び、ショートは耳の上と前髪をピンで留める形です。服装全般は、看護師の面接の服装で扱っています。
髪型の決まりは職場ごとに違います。長さで結ぶかどうかを決めている職場、ネットの色まで決めている職場、慣例で動いている職場があります。見学・面接・内定後の、どの段階で何を確かめるかと、問い合わせの文例は、看護師の身だしなみチェックリストに1か所にまとめているので、そちらを使ってください。髪色の基準は、看護師の髪色は何トーンまで?にあります。
鏡の前でかがんでみて、髪が垂れなければ合格。
毎朝のことだから、手間の少ない形がいちばんだね。
よくある質問
看護師の髪が肩につく長さは、結ばなければいけませんか?
職場によって決まりが違います。肩にかかる長さで結ぶ決まりの職場もあれば、まとめる長さを定めていない職場もあります。入職前に、見学や面接で確かめておくと安心です。
看護師の髪型で、前髪はどう整えればよいですか?
かがんだときに前に垂れてこないことが目安です。短い前髪はピンで留め、動いても落ちないかを、出勤前に確かめます。
夜勤中にまとめ髪が崩れたら、どう直せばよいですか?
休憩室や更衣室で、ネットを外してお団子を巻き直し、浮いたピンを差し直す2つだけで整えます。直したあとは手を洗ってから仕事に戻ります。予備のゴム・ピン・ネットを小さな袋に入れておくと安心です。
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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。