夜勤の過ごし方
看護師の夜勤入り当日の過ごし方。起床から出勤までの1日の組み方例
更新 2026年10月23日読むのに約6分
夜勤入りの日は、まだ働いていないのに、すでに時間の使い方が難しい日です。起きる時刻・休む時間・出かける前の段取りを、場面ごとの例で並べます。
夜勤入りの日って、何時に起きるのがいいんだろう。
夜勤入りの日は、眠れるかどうかが前に出てくる
夜勤入りの日は、夜に起きて働くために、昼間の過ごし方で準備をする日です。ところが、昼に眠ろうとしても眠れないことがあります。眠れないまま出勤の時刻が近づくと、不安が先に立ちます。
夜勤入りの前に、胸が重くなる日もあります。その重さには、眠れなかったことへの不安と、夜勤中の仕事への不安が、混ざっていることがあります。どちらの不安かを、紙に分けて書き出してみます。眠れない不安は、休む形と段取りで、仕事の不安は、前の勤務者からの引き継ぎや、自分用のメモで、それぞれ小さくできる部分があります。
最初に決めたいのは、「眠れること」を目標にしないことです。眠れた日も眠れなかった日も、体を休める時間、食事、出勤前の段取りの3つは、自分で決められます。この記事では、その3つを時間の順に並べます。眠れない悩みそのものは夜勤で眠れないときの整理で、夜勤明けの眠り方は夜勤明けの過ごし方で扱っています。
例です。出勤の時刻や、前の日の勤務に合わせて組み替えてください。
時間ごとの役割を決めておくと、気持ちが楽になるよ。
前の日で、組み方が変わる。3つの場面の例
夜勤入りの日の組み方は、前の日の勤務で変わります。ここでは、夕方に出勤する場合の例を3つに分けます。どれも決まりではなく、試して選ぶための型です。
- 前の日が日勤:前の夜は眠れている日です。起きる時刻を普段より少し遅くして、午後に横になる時間を取る型が考えられます
- 前の日が夜勤明け(明けの日の夕方に、そのまま次の夜勤に入る場合):前の疲れが残る日です。午前は静かに過ごし、食事のあとに体を休める時間を長めに取ります。眠れなくても、目を閉じて横になる形を選びます
- 前の日が休み:時間に余裕がある日です。いつもどおり起きるか、遅く起きるかを選べます。下の2つの型から、試しやすいほうを選びます
遅く起きて、まとめて動く型
起きる時刻を遅くして、起きている時間を後ろへずらす考え方です。午後の仮眠は短めか、なしにします。朝の予定は入れにくくなります。
いつもどおり起きて、昼に休む型
普段の時刻に起き、午後に横になる時間を取ります。出勤前に少し休めた感じが残りやすい一方で、昼の予定と重なると、休む時間を取りにくくなります。
どちらの型が合うかは、人によって違います。睡眠の感じ方も、日によって変わります。1回で結論を出さず、何回か試して、結果を書き留めて選びます。書き留め方は、最後の見出しで扱います。
3交代の深夜勤のように、日付が変わる頃に出勤する日は、夕方から夜の使い方が中心になります。その場合も、体を休める時間、食事、出勤前の段取りという3つの区切りは同じです。休む時間を、夕方に置く形が考えられます。
組み方を決めるときは、出勤の時刻から逆算すると、迷いにくくなります。次は、16時30分に出勤する日の逆算の例です。時刻はあくまで例で、通勤の時間や家の事情に合わせて動かします。
- 10時前後:起きる(前の日が日勤で眠れている場合の例)
- 正午ごろ:昼の食事を取る
- 13時〜14時台:横になって休む時間(眠れなくても、目を閉じて体を休める)
- 15時00分まで:食事を済ませ、持ち物を最後に確認する
- 16時00分:家を出る(通勤に30分かかる場合の例)
夜勤入りの日に、午後の用事を入れると、休む時間が削られます。買い物や通院、子どもの行事は、午前に寄せる、前の日に済ませる、家族に頼むのどれかで、午後を空けておく形が考えられます。
眠れない日があっても、その日にできる段取りは、ちゃんとあるよ。
休む形と、食事と、持ち物。この3つを、順番に決めよう。
眠れない日の考え方と、出勤前の段取り
眠れない日は、眠ろうとし続けるより、「休む形」を決めておくほうが、気持ちが落ち着くことがあります。目を閉じて横になる、部屋を暗くする、スマホを手の届かない所に置く、といった形です。それでも眠れないと分かったら、出勤前の段取りに時間を回します。
- 食事:出勤の前に食べる時刻と、持っていくものを決めておく。夜勤中に何をいつ食べるかは、夜勤中の食事と仮眠の取り方にまとめています
- 持ち物:飲み物、仮眠のときに使う小物、メモなど。確認用の一覧は夜勤の持ち物にあります
- 連絡:家族や同居の人に、出勤と帰宅の予定を伝える
- 家のこと:洗濯、ごみ出し、翌朝に食べるものの準備を、入る前に済ませる。夜勤明けに回さない
食事と持ち物のほかに、スマホの使い方も決めておくと、休む時間が削られにくくなります。横になってから画面を見続けると、休むつもりの時間が過ぎてしまうことがあります。通知を切る時刻と、アラームを2つ(起きる時刻と、出かける準備を始める時刻)決めておきます。
今日は夜勤入りなので、昼のあいだは静かに過ごしたいです。夕方に出て、明日の朝に帰ります。
家族や同居の人に、予定を伝える例
どうしても体調が整わず、出勤が難しいと感じる日は、出勤の前に、早めに職場へ連絡します。連絡の仕方は、当日に休むときの連絡にまとめています。
試した結果を書き留めて、自分の型を選ぶ
- 試すその日の組み方
- 書き留める眠れた感じ・眠気
- 見比べる何回か分を並べる
- 選ぶ合う型を残す
合う型は、人によって違うよ。比べて選ぼう。
書き留める項目は、多くなくて足ります。起きた時刻、横になった時刻、眠れた感じ(眠れた・浅かった・眠れなかった)、出勤したときの眠気、夜勤中に眠気が強かった時間帯、食べたもの。この6つです。現在地ログに残せます。
何回か分を並べると、「午後に横になった日のほうが、夜中が楽だった」といった傾向が見えることがあります。傾向が見えたら、その型を次の夜勤入りに使い、見えなければ、別の型を試します。型は、勤務の入り方が変わるたびに、入れ替えてよいものです。
夜勤入りの日の負担が大きく、夜勤の回数や形そのものを見直したいときは、夜勤をやめたい・減らしたい。辞めずに話し合う順番にまとめています。帰り道の安全は、夜勤明けの帰り道の安全のチェックリストが使えます。
いってらっしゃい。今日の記録は、帰ってから書けばいいからね。
よくある質問
夜勤入りの日は、何時に起きるのがよいですか?
合う時刻は人によって違います。遅く起きる型と、普段どおり起きて昼に休む型を、何回か試して、眠れた感じと夜中の眠気を書き留めて選んでください。前の日の勤務でも、組み方は変わります。
夜勤入りの日に眠れないのは、普通ですか?
眠れない日があること自体は、よくある悩みとして語られます。眠れなくても、目を閉じて横になる形で体を休め、食事と持ち物の段取りに時間を回す方法があります。つらさが続くときは、医療機関や、つらいときの窓口に相談してください。
夜勤入りの前に、食事はどうすればよいですか?
食べる時刻と量は、人によって合う形が違います。出勤前に何をいつ食べるかを決めておくと、当日に迷いません。食べ方のタイミングは、夜勤の食べ方を整理した記事にまとめています。自分に合う形を、記録をつけながら選んでください。
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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。