本文へ
ナースの現在地診断する

当サイトは広告(PR)を含みます。掲載サービスから報酬を受け取ることがあります。

退職の準備

看護師の退職準備は3か月前から。やることを時期別に並べたカレンダー

更新 2026年10月23日読むのに約6分

辞めると決めてから最終日までは、気持ちの整理と実務が同時に進みます。この記事では、3か月前・2〜1か月前・最後の1か月・前日の四つの時期に分けて、順番に確かめることを並べます。

辞めると決めた日から、準備はもう、はじまっているよ。

カレンダーを広げて、いっしょに並べてみよう。

3か月前:辞めると決めるより先に、数字と条件を書き出す

辞めたい気持ちが強いと、すぐに伝えたくなります。ただ、伝えたあとに動かしにくくなるものが多いため、3か月前の時点では、伝える前に確かめられることを先に終えます。この時期は、行動よりも、書き出して確かめる作業が中心です。

一つ目は、数字です。毎月の支出、貯金の残り、辞めてから収入が入るまでの見込みの期間を、書き出します。計算のしかたは看護師の貯金の必要額を出す手順にまとめています。ボーナスの支給日と、支給の条件(在籍日の決まりなど)も、この時期に確かめると、退職日を決めるときの材料になります。時期の考え方は退職金・ボーナスの時期の考え方で扱います。

二つ目は、勤務先のルールです。就業規則に、退職の申し出の期限(たとえば1か月前まで、など)や、有給休暇の扱い、退職金の有無が書かれている職場があります。民法627条では、期間の定めのない雇用は、退職を申し入れてから2週間で終わるとされています。ただ、引き継ぎや勤務表を考えると、就業規則の期限に合わせるのが無難です。くわしくは退職の時期と、何か月前に伝えるかにあります。有給が何日あるかは、有給の残り日数の確かめ方で数えられます。

三つ目は、自分の理由と条件です。辞めたい理由を書き出して、次の職場で譲れない条件を決めます。理由の整理は辞めたい理由を書き出すが手がかりになります。ここで、働きながら探すか、辞めてから探すかも、おおまかに決めておきます。

3か月前に書き出す五つのこと
辞める3か月前から最終日までの流れ
  1. 3か月前数字・条件を書き出す
  2. 2か月前探す・見学する
  3. 1か月前退職日を決めて伝える
  4. 2週間前引き継ぎを仕上げる
  5. 最終日の前日辞めた翌日の用意

時期ごとに、やることが分かれているよ。

2か月前から1か月前:退職日を逆算し、順番を守って伝える

2か月前になったら、探す作業を始めます。気になる職場の情報を集め、見学を申し込みます。働きながら探す場合は、見学や面接の日程を、勤務の希望休に合わせて組みます。面接の準備は面接の準備と答え方が手がかりになります。

働きながら探す場合は、シフトの希望休の提出の締切に注意します。面接や見学の日程が決まったら、締切に間に合うように、希望休を出します。休みの理由の書き方は職場によって扱いが違うため、ふだんの運用に合わせます。

退職日は、四つの条件を重ねて決めます。就業規則の申し出の期限、引き継ぎにかかる期間、残っている有給をどう使うか、次の入職日(決まっていれば)。これに、ボーナスの支給日を重ねます。順番としては、次の入職日の希望があれば、そこから逆算して、最終出勤日を決めると、ずれにくくなります。

伝える順番にも決まりのようなものがあります。直属の上司(師長)に、最初に伝えます。同僚に先に話すと、上司が人づてに知ることになり、話がこじれやすいためです。まず、面談の時間をもらう一言から始めます。

ご相談したいことがあるので、お時間をいただけますか。仕事のことで、少し長くなるかもしれません。

面談を頼むときの言い方の例

面談では、辞める意思と、希望する退職日を、はじめに短く伝えます。理由は、聞かれたら、事実を短く、前向きな形で話します。退職願や退職届を出す前には、書く日付が、決めた退職日と合っているかを確かめます。文面や伝え方の例は退職を伝える言葉の文例にあります。

最後の1か月:引き継ぎを形にして、有給と最終出勤日を決める

最後の1か月は、引き継ぎが中心になります。口頭で伝えるだけでは、辞めたあとに誰も思い出せなくなるため、書いて残します。担当している業務の手順、よく聞かれることと答えられる人、委員会や係の仕事の進み具合を、一覧にします。患者さんの情報が入った資料は、持ち出さずに、病院の決まりに沿って扱います。

引き継ぎメモに書くこと(例)
  • 毎日の業務:手順と、置き場所
  • 週・月ごとの業務:いつ、誰に、何を出すか
  • よく聞かれること:答えられる人の名前
  • 委員会・係:いまの進み具合と、次の予定
  • 連絡先:困ったときの窓口になる人

書いておくと、辞めたあとも安心だよ。

この時期に、返す物と受け取る書類の確認も始めます。品目と書類の一覧は、辞める前のチェックリストにまとめてあるので、そちらに印をつけながら進めます。

引き継ぎは、最終出勤日から逆算して、2週間前には資料の形にしておくと、受け手が質問する時間を取れます。最後の1週間は、受け手が実際に動き、自分は横で見て足りない点を書き足す、という形にすると、辞めたあとの問い合わせが減ります。夜勤のある病棟では、夜勤帯にしか発生しない業務(夜間の物品請求、定時の点検など)を書き漏らしやすいので、夜勤の入りに一度メモを見直します。

有給休暇は、残りの日数を確かめて、最終出勤日までの日程に入れます。有給を使い切ってから辞める場合は、最後に出勤する日と、退職日が別の日になります。保険や年金の期限は退職日の翌日から数えるため、どちらの日で数えるかを、会社に確かめておきます。残り日数が多いときは、引き継ぎと並べて、いつ使うかを上司と相談します。体調に不安があって、病気やけがで休む可能性があるときは、退職日の勤務の有無が、給付の条件に関わる場合があります。くわしくは退職前の健康診断・通院のしかたで見ます。

引き継ぎの資料を、最終日の前までに整える予定です。足りない点があれば、教えていただけますか。

引き継ぎの進み具合を伝える例

引き継ぎメモって、書き出すと意外と時間がかかるんだね。

早めに少しずつ、が安心かもしれないよ。

最終日の前日までに、辞めた翌日の分を用意する

最終日のあとは、すぐに、手続きの期限が動きはじめます。保険や年金の手続きには、退職日の翌日から数えて、短い期限があるものがあります。前日までに、窓口に出向く日を、カレンダーに書いておくと、辞めた直後の疲れた時期でも、動きやすくなります。手続きの全体は退職後の保険・年金・失業保険の手続きで並べています。

辞めた翌日から1か月の過ごし方は、辞めたあとの1か月の過ごし方で見られます。生活の面では、毎日の起きる時間を、ゆるく決めておくと、休みに入ったあとも、体のリズムを保ちやすくなります。最終日のあいさつ、同僚へのお礼の一言は、前日までに考えておくと、慌てずに済みます。

前日までに、確かめる五つのこと

ここまで読んで、準備の地図が、一つできたね。

今日は、印を一つだけつけられたら十分だよ。

よくある質問

辞める3か月前から準備するのは、早すぎませんか?

3か月前は、伝える時期ではなく、数字と条件を書き出す時期です。実際に伝えるのは、退職日の逆算ができてからで構いません。

引き継ぎは、いつから始めればよいですか?

退職を伝えたあと、上司と相談して決めます。伝える前の段階で、手順や連絡先を書き出しておくと、始めたときに早く進められます。

有給休暇が多く残っている場合は、どうすればよいですか?

残りの日数を数えて、引き継ぎの日程と並べ、いつ使うかを上司と相談します。日数の数え方は、勤務先や就業規則で確かめてください。

出典・参考(公的な情報)

法令・制度は、上の出典を 2026年10月23日 に確認して書いています。改正されることがあるので、手続きの前に、最新の内容を各窓口で確かめてください。

つぎに読む

この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

約3分・会員登録なし診断をはじめる